てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

読書

ひきこもりでいいみたい【感想】

全体的にエネルギーが枯渇していて、やる気が出なかった。 とはいえ、最低限の掃除や夕食の調理はなんとかできるレベル。 そして読書も。 ひきこもり支援の活動をしている著者が、 具体的な事例をあげる、どちらかというと支援者向けの書籍。 メールや手紙を…

ひとりぼっちが怖かった【感想】【読書】

ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます (幻冬舎単行本) 作者:朝日新聞社会部 幻冬舎 Amazon 『ある行旅死亡人の物語』みたいな感じかなと、 軽い気持ちで読んだことを後悔した本。 帯にあるように、実際の裁判の傍聴記録と判決が 短くまとめてあり…

だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない【感想】【読書】

障害について書かれた、論文のような割と重い内容の本。 翻訳文ならではの読みづらさと、学術論文的な難しさもあって、 なかなかすんなり咀嚼するのは難しい。 だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない 作者:キム・ウォニョン 小学館 Amazon 障害…

ひきこもっていても元気に生きる 【感想】

ひきこもっていても元気に生きる 新日本出版社 Amazon 図書館で目についたこちら。 タイトルは、「まあ、そうありたいよね・・・」という 希望的観測な印象だけど、内容は 家族や支援者向けだと感じた。 個別の事例を見ても、ひきこもった要因や年齢は様々で…

メトロポリタンミュージアム

影響を受けた本、全部2000年以前の本で、 古さにビックリ。 若いころの方が、感受性が豊かだから、 影響を受けやすいんだよね、きっと。 そういう事にしておこう。 ところでリストに入れなかったが、 赤川次郎の本で、凄く好きな本があった事を思い出した。 …

灰の劇場【感想】【ネタバレ】

今回は珍しく、面白いと思えなかった本を(ヒドイ)。 恩田陸作品では地味だけど「球形の季節」が一番好きである。 他に「MAZE」や「三月は深き紅の淵を」など、初期の作品が 好きだ。 灰の劇場 作者:恩田陸 河出書房新社 Amazon 今回は、奥多摩で1994年に40…

明るい忙しさ

ダラダラと過ごしている。 机の上もごちゃごちゃだし、片付けも大してはかどらず、 気がつけば年が変わっていた。 旅行に行った反動でいつもよりさらに 「面倒くさい」し、PMSも来ていると思う。 そしてついつい自分に甘く小麦粉を摂取したせいで、 顔が痒く…

統合失調症の一族  遺伝か、環境か【感想】【読書】

長編かつ大作なので、まだ半分しか読めていない。 しかも精神的にキツイ内容‥。 とはいえ、気になるサブタイトルの答えは、 「両方」なんじゃないかと。 遺伝、環境どちらも深く発症に関係があるのではないか と、医師でもなんでもない私は思う。 統合失調症…

あたらしい無職

あたらしい無職 (SERIES3/4 2) 作者:丹野未雪 タバブックス Amazon “無職”とあるけれど、ほぼ働くことの大変さのお話。 著者はフリーの編集兼ライターで、ハローワークに通いなが 転職サイトに登録して契約社員として働いたり、また辞めたり という日々を綴…

マンガでわかる心療内科 ADHD!【感想】

マンガで分かる心療内科(13) (ヤングキングコミックス) 作者:ゆうきゆう,ソウ 少年画報社 Amazon 神保町で買ったこちら。 濡れた傘と一緒に入れて、水浸しにしてしまった。 もともと日焼けなど状態は良くなかったのだけど。 それこそADHDあるある・・・? …

牧師、閉鎖病棟に入る。【感想】

気になっていて、やっと読めた。 著者は高校中退やひきこもり経験もあり、 大学も一度中退して別の大学を卒業している。 その辺は本当にサラッとしか書いていないので、 個人的にはもっと詳しい経緯が知りたかった。 その後閉鎖病棟に入院する際に受けた検査…

ひきこもり図書館【感想】

ひきこもり図書館 ~部屋から出られない人のための12の物語~ ひきこもり当事者のエッセーを集めたものかと思ったら、 文学アンソロジーであった。 どれも短い文章なので、好きな所から適当に読んでも 大丈夫。 カフカは小説ではなく書簡集なのだけど、 物凄…

高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで 【感想】

「どうしてこんなことに…」10代の貴重な高校生活。平凡な女子高生だった私が出会ったのは…/高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで① | ダ・ヴィンチWeb [メンタル] [マンガ] 可愛い絵だけに辛い 2022/02/06 21:51 このとても…

この地獄を生きるのだ 【感想】

数年前、一度読んで挫折したのでもう一度。 ブラック企業に勤め、数百円のコンソメを 買うのも躊躇する毎日。 遂に心を病んで自殺未遂…というところで、 ああーだめだ、辛過ぎて読めない… と思ったけど、今回は少し引いて読むことができたので、 最期まで読…

変わらずに好きなもの

お題「我が家の本棚」 コミックや実用書もあるけど、ホラー文庫でいっぱいの我が家。 最近は内藤了と澤村伊智ばかり読んでいる。 先日読んだ「人間に向いてない」がメフィスト賞受賞作だと聞いて、 少し意外だと思った。 二十歳くらいの頃は、メフィスト賞作…

人間に向いてない【感想】

私も生きているのに向いていない と感じたことはあるが、 人間以外の生物でやっていけるかというとどうだろう。 ひきこもりやニートの若者が、ある日突然 異形の生物に変身してしまう、カフカの「変身」を グレゴール・ザムザではなく家族の目線で描いた 戦…

なおりはしないが、ましになる【感想】

つづき なおりはしないが、ましになる(1) (ビッグコミックススペシャル) 作者:カレー沢薫 小学館 Amazon 成人してから発達障害の診断を受けたカレー沢先生に 共感するところが多すぎるのだけど、 まず、「家族が一発で発達障害について理解してくれると思…

発達障害⇒真面目系クズ の衝撃【感想】

なおりはしないが、ましになる1 私がカレー沢先生を知ったのは、東京都写真美術館の販促コミックだった。 なので最初はアート系のオシャレ漫画家さんなのかな、 と思っていたのだが、「ブスの本懐」などのエッセイを見て、 なんか違うぞ、と。 乙女ゲーが好…

「大人の引きこもり」見えない息子と暮らした母親たち 【読書】

図書館で借りたこちら。 タイトルにもあるように、 ひきこもっている“息子”を持つ母親にインタビューして 書かれた本なので、自分にはいまいちピンとこなかった。 もっと当事者がどう思って過ごしているのか知りたい。 本当に、「大人のひきこもり」といって…

発達障害サバイバルガイド【感想】

昨年から気になっていて、やっと読めた。 衣・食・住から休息のとり方まで。 料理が苦手な方へ簡単なレシピも。 自分も料理が得意ではない(夕飯考えるの面倒なのは日常茶飯事だ)けれど、 やっぱりコンビニやスーパーのお弁当は 飽きるし、ゴミも大量に出る…

急に具合が悪くなる〔最近読んだ本〕

www.kinokuniya.co.jp 二人の研究者による往復書簡で、ざっくり言うと「生きること」 とか「運命」や「偶然」について語られている。 沢山引用があり、専門的な部分も多くやや難解だけど、 自分がボヤ―ッと考えていたことを的確に言語化(文字化)してくれて…

私たちは生きづらさを抱えている

~発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音~ 共感するところが多すぎて、苦しくなるので まだ半分ほどしか読んでいない。 当事者の方たちの学生時代の話や、アルバイト・就職先で なんとかしようと頑張ったもののうまくいかなかった エピソードは、読んで…

事故物件(読書)

暑さにもだいぶ慣れて、動悸や吐き気こそ しなくなったものの、やはり日中外へ出ると 暑くてパニック発作を起こしそうになる。 なので、基本陽が落ちてからでないと外に出ない。 正しいひきこもりだ。 日中はひたすら寝たり、何度も読み返した本を 読んで凌…

私は幽霊を見ない 

今週のお題「怖い話」 少し前に図書館で借りた本。 なんとなく、 「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」 の作家さんかと思ったけど、別人だった。 私は怖がりではないが、心霊体験がないのでとても 興味深く読んだ。 友人や知人に聞いて回った…

最近読んだ本

上2冊は図書館で借りた物。 下は購入したもの。 「月イチ台北どローカル日記」 台湾と東京の二拠点生活(主に台北での生活)が綴られていて、 とにかく台湾の食事が美味しそう。 ちょっとしたガイドブックにもなっていて、 なぜ台湾本がたくさん出されるのか…

暑いのも寒いのも

お題「ささやかな幸せ」 図書館がやっと再開されたので行く。 自由に書架を見て本を選べる喜び…。 でも、図書館なんてそもそも会話も食事もしないのだから もっと早く再開されても良かったのでは? 不特定多数の人が出入り、しかも同じ本を手に取るからかな…

今より全部良くなりたい

お題「これ買いました」 最近読んだオーガニックコスメの本。 少し前から気になっていて、しかしamazonのレビューだと 辛口の評価が多かったので不安だったが、 私はオーガニックコスメの指南書としてよい本だと思う。 具体的なメイク方法などは載ってないけ…

止めてほしいイライラ

更年期のせいなのかバイオリズム なのか、とにかくイライラが止まらず、「ギャーッ」 と叫んで物をぶん投げたい衝動に襲われる。 やらないけど。 そう、大声で叫びながら近所を疾走したら 気持ちがいいだろうな と思うけど、 そこまで自由にはなれない。 そ…

大人の発達障害ってそういうことだったのか

最近読んだ本。 医療関係者や治療者向けに書かれた本なので、 精神疾患のテクニカルタームが頻出して 少し解りづらいが、それでも面白かった。 低出生体重児に多いとか、私は今も小さいけど出生時2300gで、 小さく生まれた赤子だったのだ。 まあ、ギリ正常に…

生きづらいでしたか?

生きづらいでしたか?: 私の苦労と付き合う当事者研究入門 作者: 細川貂々 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2019/02/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 最近読んだ本。 10年位前から「べてるの家」に興味があり、 機会があれ…