『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督の作品です。
エコールは超好きな映画でDVD持ってるのに、
こんな作品が公開されてたなんて、全然知らなかった。
netflixに入ってて偶然見ました。
(以下ネタバレあり)
何やら閉鎖的で異様な雰囲気の孤島が舞台。
前半の絵画のような、人工物や余計なものを極端に排除した
美しい雰囲気はさすがです。
が、まず飯が異常に不味そう。ってかヤバイ。
なんだあれ、海藻にミルワーム混ぜたようなご飯…
魚の餌か?
そう、エコールの美しく可愛らしい少女の幻想的な
世界と違い、かなりグロテスクで不気味な世界が広がっています。
海の生き物が苦手な自分にはけっこーキツイ。
島には病院と簡素な住宅があるだけで、学校とか
スーパーとか生活に必要な施設はなし。
車も犬も猫もいない。
でも、少年の描く絵には車や観覧車、キリンなどが
出てきて…?
看護士が見せてくれた写真やカルテのような物にも、
観る人の想像を促すだけで、いっさい説明は
ありません。
島のエネルギー源はなんだ、とか、海底ケーブルで引いてるのか?などと考えてはいけないのかもしれない。
文明荒廃後のディストピアか
別の惑星かと思ったら、エコーの機械とかあるし最後に少しだけ
残される希望のようなもの も普通に地球上っぽいし、
とにかく謎だらけでもやぁっと終わります。
エコールより好きじゃないけど、もう一度観たいと思います。