Eテレがまた、凄いドキュメンタリーをぶっこんできた。
お風呂に入る前、何気なくTVを付けたら放送していて、
全然見る予定はなかったのに、目が離せなくなった。
摂食障害を抱える写真家レネの物語。
彼女の写真は、恐ろしいけれど同じくらい美しく、独特の世界感を持ち、
生きている痛みが直に伝わってくる感じ。
「拒食症の人ではなく、アーティストとして見て欲しい」
とか、「病気を手放すのが怖い」と彼女は語るけど、
セルフポートレートに関しては、病気とアート表現が
一体化してしまっていて、切り離すのは難しいだろうな と感じた。
もちろん、難民の子供たちを映した写真も素晴らしかったけど。
なんとなく、ベクシンスキーの絵を思い出した。
この世のものとは思えない神秘的な雰囲気と、
怖いのに目が離せない感じ。
そして廃墟が良い。すごく好き。
見ていてずっとハラハラしたけど、良い番組だった。
レネの写真集、Amazonでも売り切れ。
もし日本で作品展があれば、見に行きたかった。