不動産管理業務をしていた著者の、
ノンフィクション事故物件記録。
現在は事故物件専門のオバケ調査
の会社を立ち上げているらしい。
今作は、業務日誌のような感じで一つ一つの物件について
淡々と書かれているため、あまり怖く感じない。
ヒトコワや、動物にまつわる悲惨な話など
(犬を劣悪な環境に放置したブリーダー
にはぜひぜひ悲惨な人生を送って欲しい)
もあるが、個人的にはヒットしなかった。
長いこと人が済んでいない一軒家の
仏壇に生花が活けられていた話とか、
「ふーん、まあ、そういうこともあるんじゃない」
以外の感想が出て来なかった。
私の怖がる感受性が下がっているからだろうか。
逆に怖いのが苦手な人には良いのかもしれない。