てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

感想

【読書】北の怪談【感想】

涼しくなって呼吸がしやすい。 待ちかねていた秋だけど、頭痛もあるし 何もやる気がしない。 竹書房のご当地怪談シリーズから、 本当に怖い北海道の怪談集「北の怪談」 残念ながら私は北海道に行ったことがなく、 北海道の情報は『動物のお医者さん』 『ゴー…

【読書】告知事項あり。【感想】

不動産管理業務をしていた著者の、 ノンフィクション事故物件記録。 現在は事故物件専門のオバケ調査 の会社を立ち上げているらしい。 今作は、業務日誌のような感じで一つ一つの物件について 淡々と書かれているため、あまり怖く感じない。 ヒトコワや、動…

【読書】THE PACT身代わりの女【感想】

嫌ミスの予感に震えながら読みはじめる。 卒業を間近に控えたパブリックスクール の優等生が、親子3人を犠牲にする 自動車事故を起こす。 なぜか仲間の身代わりになって警察に 出頭したメーガンだったが、20年後 仲間の元に現れかつての契約を果たせと 迫る…

【読書】ヤクザときどきピアノ【感想】

Xで猫の姉弟が見たくてフォローした著者の 読みやすいエッセイ。 ピアノとヤクザについての豆知識ももれなく付いてくる。 アップライトピアノとグランドピアノの違いとか、 電子ピアノであればどれも違いはないなど、 ためになる情報が盛りだくさんだった。 …

【映画】NOCEBO恐怖のマダニ・ホラー【感想】ネタバレ

最近増えているといわれるマダニ感染症。 致死率が高く、潜伏期間も6日から2週間と 長いので気付きにくいのが恐ろしい。 飼い猫には毎月予防薬を付けているが、ヒト用はないんだよね。 子供服のデザイナーをしている主人公が、 突然謎の症状に見舞われ、体調…

【読書】水たまりで息をする【感想】ネタバレあり

何て息苦しい小説だろう ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津美。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように …

【読書】堕ちた儀式の記録【感想】

最近暑さが少し落ち着いてきたけれど、 ほとんど出かけない日々を送っている。 書店には行く。 装丁が好きな感じで手に取ったこちら。 画像だとまったく伝わらないので是非直接 手に取って見てほしい。 以下ネタバレあり 大学で民俗学を専攻する大学生のスク…

【読書】撮ってはいけない家【感想】

山梨県のとある旧家にまつわる呪いをテーマにしたホラードラマを 制作する主人公。 今書籍を見返して、初めて遊び紙の裏にある 白黒写真に気付いた。 他にも暗号の解説図みたいなものがあったので、 読者にもなぞ解きをさせる参加型ミステリ かと思ったら、…

【映画】コントロール 洗脳殺人【感想】

なんだかあまりにもB級でどうかと思う 邦題がついているこの作品。 原題はDistorted:歪み、変形した、曲がった 確かに原題だと日本人にはピンとこないかもだけれど。 夫と一緒に郊外にある超ハイテクかつハイエンド なマンションに越して来たヒロイン。 何…

【感想】君と宇宙を歩くために(1) (2)

ダ・ヴィンチのランキングで気になっていたこちら。 特性を持っている当事者が読むと、刺さり過ぎて 辛くならないかな?と心配しながら読んだ。 どこにも『発達障害』の文字はないけれど、おそらく そういった特性をもつ主人公が、自分の特性と向き合いなが…

タイトル判明

前の日記で探していた小説は 「学校ともだち」であった。 また読んでみたい。 いま家にある長野作品はこのあたり 学校ともだちも所有していたけれど、 日焼けや汚れがひどく手離してしまった気がする。 アナログの書籍は劣化を避けられないのが悩ましい。 高…

【感想】蛇のひと【映画】

今週のお題「ゴールデンウィーク振り返り」 ほぼどこにも行かず、家で映画を観ていた。 何気なく見始めたのだけど、西島秀俊 の関西弁が気になった以外、とても面白かった。 まあ、大泉洋が京都の若旦那の役を演じる時も あるのだからそこは仕方がない。 ベ…

【読書】死なれちゃったあとで 【感想】

身近な人との死別の経験を綴ったエッセイ。 といっても、悲壮感はあまりなくとても読みやすい。 「死とお金」「死と尊厳」など、自分が死んだ後のことを より一層考えさせられた。 特に『永遠の保留』に出てくるSNSの更新が止まり、 安否がわからない知人の…

ミステリ2冊【感想】密告の正午

久しぶりの赤川次郎。オリジナルは1992年発行のもの。 学生運動に加担した友人や「自警団」活動にハマっていく 母との確執や恋愛を絡めたサスペンス。 SNSやスマホが出て来ないのはもちろんなのだけど、 隔世の感が凄い。 90年代当時も、学生運動をしている…

【読書】 底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方 【感想】

新卒で入った会社を辞め、一時ひきこもりに近いニートを経験した 著者がアメリカの旅行会社で働く日々をつづったエッセイ。 ほぼひきこもりで大した就労経験もない私からすると、 あまりに生き方が違い過ぎて「凄い、でも自分には無理だなあ」 と思うことば…

【読書】僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話【感想】

本の感想とは関係ないけれど、久しぶりに体重を計ったら3キロも増えていた。 恐るべし冬。 NHKのアナウンサーだった著者が、違法薬物の所持と製造の罪で 逮捕されるノンフィクション。 逮捕され、留置場で拘留される日々は 大変興味深く、ご本人には悪いけれ…

【読書】おいしいごはんが食べられますように【感想】

ミステリー小説ではないのに、読み終わったあとのモヤモヤと ザワザワした不安な感じが残る。 きちんとした食事というか食生活にコンプレックスを 持つ男性と、彼を取り巻く2人の女性の職場恋愛物語。 おかずと汁物とご飯の、基本的なきちんとした食事を 1時…

まるごと豆粉パンZENB BREAD

今週のお題「買ってよかった2024」 買ってよかったと思う幾つかのモノうち、 一つ目はゼンブブレッド。 amazonで3種類を買って、個人的に好きだった順位は 1. くるみ&レーズン 2. カカオ 3. 3種の雑穀 どれもえんどう豆でできているとは思えないほど、フカ…

わたしのワンピース

今週のお題「絵本」 好きだった絵本は数え切れず、思い出せない ものもたくさんあるけれど、とりあえず 「わたしのワンピース」 昨年にしまきかやこさんの原画展を見て改めて良いなあと感じた。 ストーリーというより、ビジュアル重視だけど、 子どもってま…

【読書】愛は時間がかかる【感想】

雑誌のレビューを見て、「面白そう、だけどしんどくなりそう」 と思い、読むのをためらっていた本。 植本一子さんという、エッセイもたくさん出されている 写真家の方の、トラウマ治療の日記。 著者とは年代は近いけれど、家族構成やこれまでの 経験など似て…

自分らしく居られる場所【感想】

ドラマW『絶叫』、やっぱり最後まで見てしまった。 主人公は犯罪に手を染めるのだけど、それは自分らしく生きるため。 「私が私らしく生きられる場所」に辿りつくために、 ずっと受け身で生きてきた陽子が初めて自分のために 壮大な計画を実行する。 spooky5…

【ドラマ】絶叫【感想】炙り出される社会の闇

また壮絶なドラマを観てしまった。 同名の小説が原作の4話完結ドラマ 『絶叫』 国分寺市で30代女性の白骨死体が発見されるところから 物語は始まる。 子供の頃から弟と比べて母に愛されなかった陽子。 弟が事故で突然亡くなり、その後父が三千万円の借金を …

【読書】ひとっこひとり【感想】

様々な立場の主人公を描いた短編集。 東さんの本は、『薬屋のタバサ』が妙に好きで、 繰り返し読んでいる。 ファンタジーなのに、変な生活感に 溢れているところとか、豆を煮るくだりが好きだ。 今回はもう少し地に足がついた感じで、 それでも突然現れたお…

FALL/フォール【感想】手汗が止まらない超絶シチュエーションスリラー『映画』

お題「最近ドキドキしたこと」 おそらく今年観た中で一番怖い映画だと思う。 クライミング中の事故で最愛の夫を亡くしたベッキーは、 酒浸りの生活から抜け出そうと、友人に誘われるまま テレビ塔への登頂を計画するが… もう、見る前からわかっていたんだけ…

ひきこもりでいいみたい【感想】

全体的にエネルギーが枯渇していて、やる気が出なかった。 とはいえ、最低限の掃除や夕食の調理はなんとかできるレベル。 そして読書も。 ひきこもり支援の活動をしている著者が、 具体的な事例をあげる、どちらかというと支援者向けの書籍。 メールや手紙を…

かがやくものはわたしの中に 【感想】

お題「ゆっくり見たい映画」 金曜ロードショーでたまたま放送していた「千と千尋の神隠し」 観るのは初めてではないけれど、つい最後まで見てしまった。 結論から言うと、再放送でうっかり見始め、 最後までついつい見てしまう映画は傑作であると思う。 公開…

Biople福袋ネタバレと年末年始

お題「これ買いました」 元日にとどいたBiople ハッピーバッグ。 中味は公開されているものと同じなので ドキドキ感はないけれど、普段買わないタイプの コスメがたくさん入っていて嬉しい。 store.biople.jp まだ売っている。 沢山は買えないけど、何かしら…

夏から秋へ

10月に入ってやっと、涼しさを感じられるようになった。 胃の不調は相変わらずなので、少し良くなるといいな。 今年の異常な暑さが原因の一端だと思っているから。 しかし胃薬は手離せず、少し良くなるとNGな食品 私の場合はアイスクリーム、チョコレート、…

想像力がたりない

都築響一の本から、つい池袋母子餓死事件の日記を読んでしまい、 そしてまとめサイト的なものを見てしまい、 辛い気分になる。精神的に落ちている時は 読んではいけない本だ。 辛いというか、何故?が頭の中にいっぱいになる。 夜露死苦現代詩 (ちくま文庫) …

【映画】SAWLLOW/スワロウ【感想】エンドロール必見

Netflixに入っていたので何となく 見始めてしまったスワロウ。 SWALLOW/スワロウ(字幕版) ヘイリー・ベネット Amazon 裕福な夫とプール付きの豪邸で何不自由のない 暮らしをしているハンター。 しかし妊娠をきっかけに、ビー玉や画びょうなど、 危険なもの…