感想
最近読み続けている大島清昭。 バラバラ屋敷の怪談 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon 栃木県北西部の田舎町で、八人の女性が殺害された挙げ句、解体・遺棄されるという事件があった。その十五年後、肝試しに入った小学生が、同級生の生首を発見する… 『最恐…
お題「これ買いました」 VOCE5月号 通常付録に加え、書店限定付録(シーボン)もついていたので 買ってしまった。 こういう雑誌って、本誌はほぼカタログみたいだし 重いし毎回迷うけれど、年に3回くらいは買ってしまう。 イプサのタイムリセットアクアが30m…
濱地健三郎の奇かる事件簿 濱地健三郎シリーズ (角川書店単行本) 作者:有栖川 有栖 KADOKAWA Amazon 有栖川有栖の心霊探偵シリーズ第4弾 新宿の裏通りにある探偵事務所には、 奇妙な依頼が持ち込まれる。 主に、霊や怪奇現象に関わると思われる事件が… 今回…
火喰鳥を、喰う (角川ホラー文庫) 作者:原 浩 KADOKAWA Amazon ああ、またもやオチなしホラー… ニューギニアで戦死した大叔父の日記が 見つかったことと前後して、 主人公の周囲で奇怪な現象が起き始める。 墓石が破壊され、義理の弟の言動がおかしくなり 取…
影踏亭の怪談 (創元推理文庫) 作者:大島 清昭 東京創元社 Amazon ホラー×ミステリの短編集。 なおかつメタ小説のモキュメンタリーでもある。 結論から言うと、とても面白かった。 ホラー作家である呻木叫子が取材をしながら 怪事件の真相を解き明かしていく…
或る集落の● 作者:矢樹純 講談社 Amazon 今回は土着ホラーというより、ホラー×アウトロー風味が強い 青森県のとある集落にまるわる短編集。 spooky501.hatenablog.com グロテスクで、怖いよりも厭な話が多かった。 私は『撮ってはいけない家』の方が好きだ。…
陽ちゃんからのそよ風 作者:山崎 ナオコーラ 河出書房新社 Amazon 青少年向けの読み物かと思うような、 爽やかな表紙に興味をひかれ、読んでみた。 生まれる前から、ずっと誰かと友達に なりたかった、不器用な少女アマネ。 なかなか同世代との友情を育むこ…
ポルターガイストの囚人 〈あしや超常現象調査〉シリーズ 作者:上條 一輝 東京創元社 Amazon 『深淵のテレパス』2作目。 久しぶりに帰った実家は何者かの 気配が色濃く漂う不気味な場所だった。 館もののホラーかなと思いながら 読み進めていくと、驚きの展…
奇妙な家についての注意喚起 (角川書店単行本) 作者:夢見里 龍 KADOKAWA Amazon またしてもモキュメンタリーホラーである 家を中心とした連作短編集なのだが、 カクヨムや個人のブログから編集して転載という体裁の 章がある。 あえてなのだろうけど、その部…
闇に染まりし、闇を祓う 作者:はやせやすひろ サンマーク出版 Amazon 中二病全開なタイトルにやや怯みつつ、しかもサンマーク出版 中身は呪物コレクター として有名なはやせ氏の体験談。 表紙のイラストは石黒亜矢子さん。 私はCSで放送していた『緊急検証!…
寒くて何もやる気が起きない。 真夏と真冬はだいたい気温を言い訳に 部屋にひきこもることが多い。 だって寒いんだもの そんな中で読んだ本の感想を 赤い部屋異聞 (角川文庫) 作者:法月 綸太郎 KADOKAWA Amazon こちらはミステリ短編集。 1作ずつ作者のあと…
身から出た闇 (角川ホラー文庫) 作者:原 浩 KADOKAWA Amazon こちらはモキュメンタリー形式の、ホラー短編。 1話目の『トゥルージー』、架空のアプリかと思ったら、 実在すると知って驚いた。 「BeReal」というSNSアプリは通知が届いたら2分以内に 写真を投…
アリアドネの声 井上真偽 文庫 2023年ベスト小説 ミステリー ノーブランド品 Amazon 火災が起きた地下施設に閉じ込められた女性。彼女には 「見えない、聞こえない、話せない」三つの障害があった。 浸水や火災の煙が迫る中、ドローンを使って、どうやって安…
営繕かるかやシリーズ第4作。 家や建物にまつわる読み切り短編ホラーシリーズである 弐・参の記憶はかなり薄れているが、 毎回漆原友紀の素敵なイラストにハッとさせられる。 この作品はホラーと言っても、じわじわと 得体の知れないものが近寄ってくる怖さ…
率直な感想を言うと、読んでいる時は 面白くて集中できるのだけど、 読み終わった後に記憶に何も残らない、 そんな作品だった(ごめん)。 7つのしきたりという題の通り、 7つの短編から構成されている。 個人的には土着的な、『しきたり』という 言葉が示す…
お題「最近ドキドキしたこと」 タイ東北部に住む『バヤンの巫女』ニムに密着した ドキュメンタリーとして始まる本作。“バヤン”はニムの 家系で代々霊媒として受け継がれてきたものだったが、 姉のノイは女神を拒絶し、キリスト教に改宗する。 ノイの夫の葬儀…
これはなかなかの駄作 見始めてすぐ集中力が切れてしまい、 家事を挟みながらダラダラと視聴した。 雨穴さんの原作は面白かったのに、 あまりにも改変され過ぎていてがっかり。 テンポが悪く冗長な部分が多く、 この内容なら90分に収めてほしかった。 ツッコ…
新入生としてオカルト同好会に入った主人公だったが、 そこで出来た友人蓬莱が、急に大学に出て来なくなり、 訪ねて行くと家族の様子がおかしい。 同時期に差出人不明のメールから 過去にあった殺人事件との関連を示唆される。 そこで主人公たちは、一家心中…
このファイルは、先日都内で発生し、世間を震撼させたあの恐ろしい大量殺人事件の犯人の精神鑑定にあたった精神科医の記録をまとめたものである。これを読むことは、皆さんに対して予期せぬ精神的な影響を及ぼす可能性がある 猟奇殺人犯への聞き取りをまとめ…
はっと気づけばもう10月。 はやいこわい。 でも、まだ日中蒸し暑いと感じる日があるのだよな 今日も自転車で駅までの坂を登ったら、到着後 しばらく汗が止まらなかった。 10月ってこんな感じだったかしら 最近読んだのはこちら。 複数の著者によるアンソロジ…
涼しくなって呼吸がしやすい。 待ちかねていた秋だけど、頭痛もあるし 何もやる気がしない。 竹書房のご当地怪談シリーズから、 本当に怖い北海道の怪談集「北の怪談」 残念ながら私は北海道に行ったことがなく、 北海道の情報は『動物のお医者さん』 『ゴー…
不動産管理業務をしていた著者の、 ノンフィクション事故物件記録。 現在は事故物件専門のオバケ調査 の会社を立ち上げているらしい。 今作は、業務日誌のような感じで一つ一つの物件について 淡々と書かれているため、あまり怖く感じない。 ヒトコワや、動…
嫌ミスの予感に震えながら読みはじめる。 卒業を間近に控えたパブリックスクール の優等生が、親子3人を犠牲にする 自動車事故を起こす。 なぜか仲間の身代わりになって警察に 出頭したメーガンだったが、20年後 仲間の元に現れかつての契約を果たせと 迫る…
Xで猫の姉弟が見たくてフォローした著者の 読みやすいエッセイ。 ピアノとヤクザについての豆知識ももれなく付いてくる。 アップライトピアノとグランドピアノの違いとか、 電子ピアノであればどれも違いはないなど、 ためになる情報が盛りだくさんだった。 …
最近増えているといわれるマダニ感染症。 致死率が高く、潜伏期間も6日から2週間と 長いので気付きにくいのが恐ろしい。 飼い猫には毎月予防薬を付けているが、ヒト用はないんだよね。 子供服のデザイナーをしている主人公が、 突然謎の症状に見舞われ、体調…
何て息苦しい小説だろう ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津美。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように …
最近暑さが少し落ち着いてきたけれど、 ほとんど出かけない日々を送っている。 書店には行く。 装丁が好きな感じで手に取ったこちら。 画像だとまったく本書の良さが伝わらないので、是非直接 手に取って見てほしい。 以下ネタバレあり 大学で民俗学を専攻す…
山梨県のとある旧家にまつわる呪いをテーマにしたホラードラマを 制作する主人公。 今書籍を見返して、初めて遊び紙の裏にある 白黒写真に気付いた。 他にも暗号の解説図みたいなものがあったので、 読者にもなぞ解きをさせる参加型ミステリ かと思ったら、…
なんだかあまりにもB級でどうかと思う 邦題がついているこの作品。 原題はDistorted:歪み、変形した、曲がった 確かに原題だと日本人にはピンとこないかもだけれど。 夫と一緒に郊外にある超ハイテクかつハイエンド なマンションに越して来たヒロイン。 何…
ダ・ヴィンチのランキングで気になっていたこちら。 特性を持っている当事者が読むと、刺さり過ぎて 辛くならないかな?と心配しながら読んだ。 どこにも『発達障害』の文字はないけれど、おそらく そういった特性をもつ主人公が、自分の特性と向き合いなが…