てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

【感想】蛇のひと【映画】

今週のお題ゴールデンウィーク振り返り」

ほぼどこにも行かず、家で映画を観ていた。

蛇のひと

何気なく見始めたのだけど、西島秀俊

の関西弁が気になった以外、とても面白かった。

まあ、大泉洋が京都の若旦那の役を演じる時も

あるのだからそこは仕方がない。

 

ベテランOLの永作博美がある日出社すると、

部長が自殺し課長が会社のお金を横領して

行方不明になっていた。

そこから課長の行方を探し、知人や関係先を訪ねていく。

仕事も出来て人望もある課長の意外な一面ばかりが

見えてきて、さらに「自分がいることで回りが不幸になる」

と言って姿を消した彼の真意はどこにあるのか。

 

歴史ある伝統芸能の世界に身を置き、

愛人の子供だからと虐げられていた幼少期、

一家を殲滅させた事件を起こしていた課長。

自分の言動がそこまで影響を与えると理解した上での

行動だったのだろうか。

もしそうなら物凄く完成されたサイコパスだ。

事件のショックで正気を失った母親の面倒を見てくれている

友人はめっちゃいい人だと思った。

 

逆に、友人はなぜ被害を受けなかったのだろうか。

友情を感じていたから?

 

最後に課長を見つけたヒロインは、「誰にでも二面性はある、

人間は心の中にみな蛇(邪悪なもの)を飼っている」から気にするな

的なことを言うんだけど、課長に届いたのだろうか。

 

田中圭ムロツヨシ劇団ひとりなど配役が豪華だし、

とても考えさせられるかなり好きな種類の映画だった。

なんで今まで気がつかなかったのか。

他には「破墓/パミョ」「クラウド」が良かった

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