てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

自分らしく居られる場所【感想】

ドラマW『絶叫』、やっぱり最後まで見てしまった。

主人公は犯罪に手を染めるのだけど、それは自分らしく生きるため。

「私が私らしく生きられる場所」に辿りつくために、

ずっと受け身で生きてきた陽子が初めて自分のために

壮大な計画を実行する。

 

spooky501.hatenablog.com

 

 

それまではきっと、母親に認められ、褒められる

ために生きていたのだろうね。

保険の仕事をクビになってから、派遣型風俗店で働きながら、

独り身の高齢者となった認知症気味の母に仕送りをする陽子。

その後も辛い出来事が次々と起こり、

そこまで壮絶な経験をしないと自分らしく生きていていいんだ、

という事実に気がつけないのかな、とも思う。

 

後味がものすごく悪いので原作を読み返したりは

しないと思うけど、小説とは少し違う結末になっている

のかなと想像した。

保険金殺人にしては、みんな同じ殺害方法だと

さすがに杜撰すぎるのでは、とも感じたので。

 

フィクションだけど、学歴や資格も無く、

頼れる親族やコネクションがないまま

都会で生きていこうとすると、誰にでも

当てはまる物語なのかなと思った。

自分は両親が健在で少しラッキーだったから

今もぬるま湯に浸かったまま生きているけれど、

5年後や10年後はわからない。

 

あと一つ、ねこが、猫が悲惨な扱われ方をします。