図書館で目についたこちら。
タイトルは、「まあ、そうありたいよね・・・」という
希望的観測な印象だけど、内容は
家族や支援者向けだと感じた。
個別の事例を見ても、ひきこもった要因や年齢は様々で、
一律にこういう支援が良いと言い切るのは難しい。
自分のことを考えても、ひきこもった一番の
ベースになって生き辛さにつながっているのだと思う。
具体的な事例では、お菓子作りに興味のある
子ども(当事者)が、母の知り合いのために
ケーキを焼いてお小遣いをもらう、など小さな
成功体験を増やして本人の自己肯定感をあげる、とか。
こういうの、大事。
いきなり本格的な就労に繋がらなくても良いのだと思う。
町おこしイベントを主催した例も面白かったけど、
いきなりここまで動くのは大変かなと感じた。
自分でも、ではどんな支援をして欲しいのか
と言うと『1億円ください』以外で的確に
これ、というのは無い…。
作業所などもいいけど、登録して利用し始めるまでの
手続きがすごく面倒で、引っ越したりすると継続できなくなってしまう。
私の場合は。
当事者の立場から考えても、ひきこもり支援って難しい。
本の感想をざっくりまとめると、
【小さな成功体験が大切】
【安心できる居場所を作る】
【ひきこもり脱出=就労ではない】
だろうか。