てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

ミステリ2冊【感想】密告の正午

密告の正午 (中公文庫 あ 10-19)

久しぶりの赤川次郎。オリジナルは1992年発行のもの。

学生運動に加担した友人や「自警団」活動にハマっていく

母との確執や恋愛を絡めたサスペンス。

SNSスマホが出て来ないのはもちろんなのだけど、

隔世の感が凄い。

90年代当時も、学生運動をしている学生は僅かだったと思う

ので、作者自身の学生時代を投影して書かれた作品なのかな。

時代背景が障害にならない作品もたくさんあるけれど、

今回はちょっと刺さらなかった。

 

もう1冊は

怪物が覗く窓 (集英社文庫)

近くで起きた殺人事件の容疑がひきこもりの息子に…

息子の部屋はある事情があり、外から板を打ち付けて

出られないようにしていた(酷い)はずなのに…?という、

ひきこもりが出てくるミステリ。

最初はヒトコワぽくもあるけれど、

ちゃんと動機も謎解きもあり面白かった。

 

『深淵のテレパス』も続きが気になって

面白いホラー・ミステリーだったけど、また今度

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