久しぶりの赤川次郎。オリジナルは1992年発行のもの。
学生運動に加担した友人や「自警団」活動にハマっていく
母との確執や恋愛を絡めたサスペンス。
隔世の感が凄い。
90年代当時も、学生運動をしている学生は僅かだったと思う
ので、作者自身の学生時代を投影して書かれた作品なのかな。
時代背景が障害にならない作品もたくさんあるけれど、
今回はちょっと刺さらなかった。
もう1冊は
近くで起きた殺人事件の容疑がひきこもりの息子に…
息子の部屋はある事情があり、外から板を打ち付けて
出られないようにしていた(酷い)はずなのに…?という、
ひきこもりが出てくるミステリ。
最初はヒトコワぽくもあるけれど、
ちゃんと動機も謎解きもあり面白かった。
『深淵のテレパス』も続きが気になって
面白いホラー・ミステリーだったけど、また今度