日曜の夜にBSで「ケイゾク」を再放送していて、
うっかり見入ってしまった。
今見ても、かなり実験的な作品だったと思う。
主人公の柴田純(中谷美紀)は東大卒のキャリア官僚。
記憶力や洞察力に優れていて、数学が得意、とてもマイペースで
何日も風呂に入らないこともある。過集中で寝食を忘れて
仕事をしてしまうこともあり、時には服のままシャワーを浴びてしまう。
若い女性なのに…メイクもしてないような?
と、自分が発達障害の診断を受けた今ならわかる、自閉症スペクトラムの症状
にものすごく当てはまるキャラクターなのだ。
作ったかは分からないけれど、ADHDの特性も持っていると思う。
整頓が苦手で、警察手帳もどこにあるか分からず
いつも提示できないのだ。
が、堤幸彦ドラマあるあるなのだけど、周囲の人間も
かなり変わったキャラクターばかりなので、
その中でも変人ぽさを際立たせるための
演出だったのかなあと思ったり。
1999年の作品なので、今見ると携帯電話の液晶画面が小さかったり、
SNSのない世界がもの凄く懐かしい。
当時は堤幸彦脚本ドラマの全盛期で、IWGP、 TRICKなどが
大好きだった。SPECはそんなにハマらなかった。
(あくまで個人の感想で、ドラマのメインは自閉症スペクトラムとは
関係ない1話完結のミステリ)
懐かしい。そして20年以上も経っているという事実が
恐ろしい。
最近は連続ドラマを続けて見る気力がなくなっている。