父が冷凍のブルーベリーを、ジャムにするつもりで
鍋に入れていたので、私が砂糖を後から入れた。
そのまま浸透圧で果汁が出るのを待っていたところ、
なんと父がそこに日本酒を入れた!
「ちょ、ちょっと何で酒を入れるの⁉」と
思い切り抗議をしてしまった。
父は昔から料理をする人で、片付けもきっちりやるし
そこは素晴らしいのだが、いかんせん繊細さに欠けるところがあり…
味覚も大雑把(ごめん)なところがあり、キムチやらっきょう、
茗荷など癖の強い食品を好んで食べるし、激辛も平気だ。
感覚過敏が強く苦手な物が多い私とは全然似ていない。
本当は匂いの強い食べものは、食卓にも出しておいてほしくないくらいだ。
もちろん、発達障害でも好き嫌いなく何でも食べられ人もいると思う。
が、やっぱり果物のジャムには料理酒を入れずに作りたい。
そもそも料理酒って砂糖や塩、化学調味料が入っているのだ。
父は水分を足さないとジャムが焦げると思っているみたいだけど、
冷凍のブルーベリーなら解凍するだけで十分すいぶんは出るのだ。
基本的にわたしは、実家に居候の身分なので、両親の生活に
極力余計な口を挟まないようにしよう、と思っている。
が、自分の口にも入るもののことになると、
つい口出ししてしまう。
だって、せっかく作ったジャムは美味しい方がいいじゃない。
その後味見をしたら、煮詰めて飛ばしたせいか、
料理酒の味は気にならなかった。
いつかのお店で食べたフルーツソースのチーズケーキ