てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

なおりはしないが、ましになる【感想】

つづき

 

 

 

 

成人してから発達障害の診断を受けたカレー沢先生に

共感するところが多すぎるのだけど、

まず、「家族が一発で発達障害について理解してくれると思わない方がいい」

ほんとこれ。

 

多分、うつ病パニック障害などの精神疾患なんかも

そうかもしれないけど、意外とすんなり受け止めてもらえない。

もしくは流される。

家族や知人から受診を勧められたのならともかく、

自発的に診断を受けた人は特に。

 

私もいまだに母にはそれとなく伝えているだけ。

詳しく説明しようとすると、色々な感情が溢れてどうしても

キレ気味になってしまい、冷静に伝えられないのだ。

そもそも、人に自分の考えや行動を説明する のが特性として苦手だ。

だから今までも、よく突発的な行動をとっては、

周囲を啞然とさせていた と思う。

頭の中で考えていたことを、前置きなしに口に出してしまって

戸惑われたり。

うーん。

 

よく精神科クリニックに置いてある、啓発冊子のような

ものがあるといいかもしれない。

社会不安症や双極性障害のものは見た気がする。

成人発達障害を分かり易く他者に伝えられるパンフレット

があると良いな。 

ずっと以前、パニック障害を友人に告白した時は、

この手の冊子を添えて説明した気がする。

 

他には、余計な事を喋り過ぎて失敗することが多いので、

怖くて話せなくなったとか。

私もこのパターン。

今も家族や友人の前だと喋り過ぎて失敗⇒自己嫌悪に陥ることが多いけど、

それでも、診断を受けて自分の特性を知ったことで、

意識して口数を減らそうと努力できる様になったのは

良いことだと思う。

むしろ診断を受けなかったらと考えると本当に恐ろしい。

 

タイトルにあるように、完全に治すことは出来ないけど、

特性や対処方を知ることで、QOLや生き辛さを軽くすることはできるのだ。

そこが救い。

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