てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

辛さが、伝わらない

連日30度以上の猛暑が続いていた週明け、私は某商業施設へ出かけた。思えば電車の中で「何となく吐き気がするなー、帰ろうかな」と思っていたのだった。

しかし、もう電車に乗ってしまったし、どうせ明日も明後日も暑いのだから、とそのまま目的地へ。

しばらく歩いていると、軽く胸が苦しいような、熱中症ぽい症状が…

 

持っていた水を飲んでも収まらず、早めに家に帰ろうと

したけど外は物凄い暑さで駅まで行くのも辛い。

とりあえずお店の方に具合が悪いことを告げると、

バックヤードの休憩室へ案内された。

この前に、体調が悪くて不安になった私は、

頓服を飲もうと思い、バッグの中を探すも入っておらず

軽いパニックに。

さいきん調子が良いので持ち歩くどころか処方すら

してもらってなかった…。

 

薬がない時点でかなり不安が強くなったので、

家族にLINEで「体調が悪い」と送りました。

 

でも休憩室のベッドで休めば落ち着くかな、

と思い横になったところ、まさかの事態が。

なんと、ベッドの頭の真上にスピーカーがあり、

商業施設内のBGMがガンガンに掛かっていたのです。

しかも反響がよく物凄い響く。

 

もともと聴覚が過敏な私は両耳を殴られているようで、

まったく休めない。

布団をかぶってなんとかやり過ごそうとしても、

音楽が気になり、とにかくこの部屋から逃げだしたくて

仕方がない。

定形発達の人はこの部屋で休めるのかなぁ。

 

苦しくてバックヤードの警備の方に伝えても、

その部屋だけ音楽は切れないし、とにかくベッドで休めと。

緊急放送などは聞こえないとまずいかもだけど、

部屋の音量調節機能くらいは設定しておいてほしかった。

これが発達障害の辛さ、の伝わりにくさなのか。

 

もちろん相手の人も、熱中症で具合が悪いのに、

「音がうるさくて」と訴えられても?と思うのだろうけど。

大きな音、特に体に響くような音は体調が悪いと本当に苦しいです。

 

その後なんとかタクシーを呼んで家まで帰りました。

熱中症よりも、パニック発作が起きそうで起きない感じが

辛かった。