てきとうnote

発達障害の生き辛さあれこれ

だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない【感想】【読書】

障害について書かれた、論文のような割と重い内容の本。

翻訳文ならではの読みづらさと、学術論文的な難しさもあって、

なかなかすんなり咀嚼するのは難しい。

 

障害を持って生まれたことは損害なのか?

私はパニック障害発達障害を持っているけれど、

自分を「障害者」だと名乗っていいのか今でもわからない。

損害を受けているのはハッキリ実感するけど。

パニック障害は完全に直したいけれど、

発達障害についてはもう、だいぶ諦めというか

受け容れている。

そもそも発達障害では無い自分 を想像できない。

 

聴覚障害のあるカップルが、わざわざ遺伝子を

選んで同じ聴覚障害のある子どもを妊娠した話、

韓国の精神病院への強制入院の方法など、

本書に出てくる実際の例がなかなかすさまじい。

「青い芝の会」のことも全く知らなかったし、

この本を読むと自分が目を背けていた、

または意識していなかったバイアスがあぶり出されるようで

辛かった。

 

余裕があれば読み返したい。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 成人発達障害へ
にほんブログ村